さまざまなご不安にお答え致します。

訪問マッサージとは
筋麻痺や関節拘縮の症状があり、寝たきりや歩行困難で治療院に通院できないでいる人に国家資格を持ったマッサージ師がご自宅や施設に訪問して施術することをいいます。当治療室は小児障がい児向けの訪問マッサージに特化しています。

どんな障がいが保険の対象なの?

  • 脳性麻痺(CP)
  • 筋ジストロフィー
  • 脳室周囲白質軟化症(PVL)
  • 染色体異常
  • てんかん

などが主な障害ではありますが、保険適用の基準は病名・診断名は関係ありません。筋麻痺・関節拘縮等の症状の有無が基準になります。

「筋麻痺(きんまひ)」、「関節拘縮(かんせつこうしゅく)」のいずれか、または両方があり、医師にマッサージの必要性を認められた方が対象になります。またご自分で治療院まで通うことができない人に限られます。

対応エリアは限られているの
訪問するエリアは治療院から半径16キロ以内のご自宅や施設であることが条件です。訪問マッサージを申し込む際には、訪問範囲内かお問い合わせください。

具体的に小児障がい児向けマッサージってどんなことをしてくれるの?
『脳内マップ』の構築を目的としたマッサージで、理学療法や作業療法との併用で相乗効果が期待できます。

脳内マップってなに
私たちの身体と脳はお互いに情報交換して機能しています。情報によって脳にインプットされる場所が異なります。

アメリカオハイオ州立大学音楽学部の教授であるウィリアム・コナブル教授が「脳の中にはからだの地図がある!」と比喩してボディマップと名付けました。ボディマップは、生まれながらに持っているものではなく、成長の過程で徐々に作られていくと言われており、必要に応じて容量や領域が変化するという柔軟性を持っています。

日々飛躍的な進歩をする医学でも今はまだ、一度損傷した脳を治すことはできません。
ただし、脳の学習を促すことで、傷ついていない他の領域が失った機能をカバーすることは可能です。しかも、乳幼児期の脳は驚異的な発達をします。この黄金期により良いアプローチをしてあげることが大切です!

なぜマッサージを早く始めるのがいいの
皮脳同根(ひのうどうこん)「皮膚と脳は同じ根を持つ」 という意味です。
胎児が母親のお腹の中で成長する時に、皮膚と脳は同じ細胞から分裂することからそう呼ばれています。

赤ちゃんや小さな子ども達は家族の声かけや抱っこ、高い高いなど、様々な感覚を刺激され、初めて自分の手や足、身体の様々な部分を認識し、ボディマップが分かるようになります。

ボディマップから自分と周りの環境を把握し、カラダの動かし方を学んでいきます。
脳性まひのこども達は、十分なボディマップが作られていないため、視覚からの映像(情報)を脳が上手く取り入れる事が出来ず、思い通りに身体を動かすことができていません。

そのため、出来るだけ早い時期から適切な刺激を入力し、経験・学習をさせる事で子どもが自分で姿勢や動作を獲得できるようにしてあげることが必要です。
優しくカラダに触れたり、動かされたり、話しかけられたりすることで、どこを刺激されているか認識しやすくなります。一旦 外部からの動きを意識すると脳は恐るべき速度で新しい回路を生み出す事が分かっています。

ここちよい皮膚感覚は脳の発育や成長ホルモンの分泌を促します。マッサージで感覚が刺激され、脳の認識を高まると、ボディマップが構築されてカラダの使い方を学習しやすくなり、療育法や療法との相乗効果が期待できます。

具体的にどんな効果があるの

  • 脳の発達を促す
  • 自分のカラダのイメージを受け入れやすくなる
  • 触覚の過敏性の緩和痛みや緊張が和らぐ
  • 身体の不調を取り除き動きやすくなる
  • リハビリの効果が高まる
  • 気持ちが落ち着き、ストレスが軽減睡眠の質が良くなりぐっすり眠れる

さらにこんな効果も・・・
痙攣や筋緊張の軽減、または活性化、麻痺肢の血液や体液の循環を促し、冷えやむくみを改善します。股関節の亜脱臼や側弯、尖足などの二次的障害の予防につながります。

赤ちゃんの脳には、神秘の力がある!

医療的ケアの必要な子どもの疾患、症状は様々です。
一人一人の状態を正しく把握し、その子どもにあった触覚刺激(肌への刺激)は
成長と発達に深くかかわります。

生後すぐの赤ちゃんの脳内では、脳細胞同士がどんどんネットワークをつくり、
情報伝達を行っていて、3 歳までに脳の 80%が出来上がると言われています。
たとえ脳の一部に損傷があったとしても、脳神経の可塑性によって、それをカバーできるように新しい神経のネットワークが作られれば、様々なことが出来るようになる可能性があります。
この時期にいかに適切な刺激を与えられるかで、子どもの将来が大きく変わってくるのです。

医療的ケアが必要な子どもための訪問マッサージ、という選択肢があります。
私たちは子ども達の可能性を広げるお手伝いをしています!