〒185-0014 東京都国分寺市東恋ヶ窪3-20
⽪膚や筋⾁、靭帯などにより、関節の可動域制限されて関節を⼗分に動かせなかったり固まってしまっている状態です。
疾病や損傷により神経や筋⾁が傷つき、機能低下や機能不全を呈し、思ったように筋⾁を動かせなかったり意思に反して動いてしまうことをいいます。
⼩児脳性⿇痺とは、生後4週間までにおきた脳の非進行性の病変による、永続的、変化する可能性のある「運動機能の障害」などの症状を指します。2歳前後に症状があらわれ、思い通りに体を動かしたり、姿勢を保つことが難しくなります。脳の病変の部分によって、精神発達の遅れ、言葉や視聴覚の障害、てんかんなどを合併することもあります。
脳性⿇痺は遺伝⼦の異常ではありません。合併症を伴うケースもあり、重症度も様々です。 分娩により発症した場合は産科医療保障制度を利⽤することができます。
脳の損傷そのものは進行しませんが、身体の成長とあわせて筋肉や関節がさらに固くなったり、骨が変形したりします。なるべく早めにマッサージを開始すると、進行の予防や症状改善につながりやすくなります。
脳質周囲白質軟化症(PVL)とは、早産児などの脳に血液が十分に行き渡らず、運動障害を起こしてしまいます。出生後33週未満に特徴的に起こる脳障害で 脳性麻痺の原因となる場合もあります
脳室の近くには下肢をコントロールする神経(皮質脊髄路)が通っているので、下肢の麻痺を起こしやすくなります。下腿の筋肉や足首の関節が硬くなり、つまずきや歩行時のバランスの保持が難しいなど日常動作の妨げになる症状が多くみられます。
脳の柔軟性が高い幼少期からマッサージや療育、療法などで良質な刺激を与えてあげることが、尖足や変形などの二次障がいの予防につながります。
筋ジストロフィーとは、⼿⾜などを動かす筋⾁が壊れて次第に筋⼒が低下していく、遺伝性筋疾患の総称です。
遺伝⼦異常によって必要な物質が作れないため、筋細胞が壊れてしまうのが原因です。出⽣児から筋⼒低下がみられる場合と、2~3歳頃や⼩児期以降に発症する場合があります。
マッサージで側弯予防や強張った関節を緩める、ふくらはぎの痛みの緩和を目的としています。また知的レベルが高く、本人の心のケアがとても重要になります。
てんかんとは、脳の神経細胞に突然激しい放電(てんかん脳波)があり、繰り返し発作を起こす脳の病気です。発作は、 けいれんや不随意運動、⼀意的に意識を失うなどの状態になり、年齢や性別に関係なく発病します。
てんかんの発作によって脳性⿇痺や運動機能障がいを発⽣する場合もありますが、脳性⿇痺によっててんかんになる場合もあります。全般発作・部分発作・突発性てんかんなど発症時間や症状が様々ですが、点頭てんかん(ウェスト症候群)が有名です。
マッサージにはてんかんの誘発因子である疲労や睡眠不足、心理的ストレスを和らげる作用があります。その結果てんかんの頻度を抑えることにつながります。
染⾊体異常とは、先天的に染⾊体の構造や数などに異常があり、そのために様々な症状を⽰すものです。
染⾊体異常には、ダウン症(21トリソミー)、18トリソミー、 13トリソミーなどの種類があり、特有の顔つきが⾒られます。
マッサージによって側弯や円背などの進行の予防につながります。
廃⽤性萎縮とは⻑い間、筋⾁を使わないことで起きる筋の委縮です。⻑時間使わなかった筋⾁が衰え、筋委縮や⾻萎縮、 ⾻粗しょう症や起⽴性低⾎圧・便秘・精神性疾患・発達障がいなど機能障害にもつながります。寝たきりのお⼦さんに多く⾒られる症状です。
マッサージで筋肉や関節を緩ませ、症状の進行を予防していきます。ご家族からは「便通がよくなった」という声もいただいています。
※発達障害や⾃閉症のお⼦様の場合、保険適⽤の対象外となるため、自費による小児マッサージやご家族がお子さんに施す自宅ケアの指導が基本となります。
発達障害は、主に脳の先天的な機能障害によって⽣じる、発達の遅れのことです。原因ははっきりとしていません。発達障がいは、広汎性発達障害・ 学習障害(LD)・注意⽋陥多動性障害(ADHD)の3種類に分類されており、⾃閉症やアスペルガー症候群も発達障がいのひとつです。
⾃閉症は、発達障害の広汎性発達障害に分類されます。⾔葉の発達の遅れ、対⼈関係・社会性の障害、パターン化した⾏動・こだわりという3つの特徴を持ちます。
マッサージには心地よいと感じるタッチで興奮した神経を落ち着かせたり、オキシトシンの分泌を促したりする作用があります。脳とからだをリラックスさせ、コミュニケーションや学習を行う前提となる身体の地図(ボディマップ)を作っていきます。
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