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赤ちゃんが生きていくために必要な反射

お父さん、お母さんにとって、運動の獲得はお子さんの成長を感じられる嬉しいできごとでしょう。

お子さんがお座りや独歩、出来ることが増えてくればお母さんの負担も軽くなって、子育てがしやすくなります。
マッサージで感覚を鍛えて強化していくことで、こどもの世界も広がり、その後の運動の獲得や二次的障害が軽減されやすくなります。

赤ちゃんが生きていくために必要な反射

原始反射

原始反射とは、脳幹や脊髄がつかさどり、身体に何らかの刺激を受けたことによって、無意識のうちに起きる反射動作です。この反射は、おなかにいる5、6カ月くらいのときから始まり、中脳や大脳の発達に伴い消失します。そして、原始反射のあとに続いて出てくるのが姿勢反射です。

姿勢反射

姿勢反射は、体の姿勢や運動中の平行を調整・維持するための反射の総称です。体の平衡が乱れると、バランスが取れるように姿勢を調整します。人間が生きていくために、安全に体を支えられるように備わった反射のことをいいます。

原始反射と姿勢反射

  • モロー反射
  • 手掌把握反射
  • 足底把握反射
  • スパイナルガラント反射
  • 緊張性迷路反射
  • 非対称性緊張性頸反射
  • 対称性緊張性頚反射
  • パラシュート反射(姿勢反射)

モロー反射

モロー反射とは、赤ちゃんの頭を正面に向けて少し起こしたあと、急に頭を下げると、びっくりしたように両手を広げ、指もすべて伸ばして開き、続いて何かに抱きつくように両腕を縮こまらせるような仕草を見せる、左右対称の動作をします。急な大きい音に対して反応することもあります。

生後 4 ~ 6 か月ごろまでみられる正常な反応です。

モロー反射の動きが誘因されるのは身体の位置変化や触覚、視覚、聴覚刺激などがあります。

手掌把握反射

手のひらにものが触れるとぎゅっと握り締める把握反射を手掌把握反射といいます。手の把握反射はものを握ることができるようになる生後 4 か月ごろになくなります。

この原始反射が残存していると、手先が不器用になったり、お箸や鉛筆を上手く使えなかったりということがあります。

足底把握反射

足の裏を圧迫すると、足指も含めて内側に曲がる反射がみられます。足の反射は自分の足で立つようになる生後 11 か月ごろになくなります。

足の裏の外側をとがったものでかかとからつま先に向けて刺激すると、足趾を扇形に開くように反応するバビンスキー反射というのもあります。歩く、立つ、跳ぶなどの発達の土台になります。

この原始反射が残存していると、じっと立っていられない、小走りになる、つま先立ち歩きする、といったことがあります。

スパイナルガラント反射

赤ちゃんの背骨の脇をなでると、刺激があった側へ腰部が動きます。腰部の動きの発達につながります。

緊張性迷路反射

頭の動きに連動して身体が反応します。前庭器官、前庭感覚、平衡感覚の発達の他、姿勢維持のための筋緊張の発達などを支えます。

非対称性緊張性頚反射

上を向いた状態で寝ている赤ちゃんの頭部を一方に向けると、顔を向けた側の手足を伸ばして、反対側の手足を曲げます。生後5 ~ 6 か月ごろからなくなります。

両眼視、目と手の協調の発達を支え、読書や学習に大きな影響を及ぼす反射のひとつです。協調運動の発達の土台になります。

対称性緊張性頚反射

四つんばいの姿勢から頭が動くと腕や下半身が連動して動く反射です。反射の発達が未熟のときはハイハイをしなかったり、残存により、姿勢が崩れやすくなったりします。

パラシュート反射(姿勢反射)

 パラシュート反射は、大脳皮質や中脳が発達する時期から見られます。体を持ち上げて急に前へ傾けたときに体を支えようと両腕が自然に前に出る反射です。

中脳は、身体の平衡や姿勢の保持、体の運動を起こす中枢、視覚反射や眼球運動反射、聴覚刺激に対する反射をつかさどります。ハイハイができる頃にパラシュート反射ができるようになり、赤ちゃんが立って、つたい歩きする準備ができているということになります。

生後6~9ヶ月ごろから一生続く反射です。

その他

モロー反射とてんかんの違い

モロー反射と点頭てんかん(ウエスト症候群)でみられる動きはよく似ています。モロー反射は赤ちゃんに大きな刺激を与えられたときに表れる反射的な運動です。

一方 点頭てんかんの場合は刺激の有無にかかわらず、四肢を屈曲または伸展して頭部をカクンと前屈させる動作を一定時間おきに繰り返す(シリーズ形成)発作が特徴的です。
 

驚愕反応、しゃっくりなどと間違われることも多く、モロー反射の動きと点頭てんかんの動きは、一般の人にはなかなか判断が難しいものです。もし何か気がかりなことがあったら、かかりつけの小児科に一度相談してみるとよいでしょう。

 

ダウン症候群(染色体異常)

ダウン症のお子さんは、運動発達がとてもゆっくりです。
発達の速さは合併症や重症度によって成長速度は異なります。


ダウン症は神経細胞が少ないことが報告されていることから、発達は神経細胞のネットワークの構築にかかっています。とくに臨界期に増えたシナプスの刈込みが重要になります。神経回路の形は経験に基づくことがはっきりしているため、臨界期に様々な刺激を与えてあげること、楽しく成功体験を重ねることが脳に良い効果をもたらすと考えられます。

ダウン症は全身の低緊張により関節が弛緩している為、乳幼児期の無理な動作や加重はその後の運動獲得や二次的障害に大きく影響します。乳児期のダウン症児であれば、あせらずお子さんのペースでゆっくり運動の獲得を見守るのが良いでしょう。

 

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